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長野県北部地震

 都はるみサンが来てくれて二十周年記念が大成功に終わり、皆でご苦労さんの声を掛け合っていたら、翌日が大震災。テレビにくぎ付けになって被災地のことや今の仕事のことなどで、眠れない夜を過ごしていると明け方の突然の激しい揺れ、東北の余震なら震源地は想像もつかないとテレビスーパーを待つ。

なんと、震源地は栄村ではないか。
慌てて栄村の母親に電話すると家の中は危ないので外で避難しているとのこと。相変わらず落ち付いていて「おーひどかっとー」で電話を切られた。きのこの工場の様子を聞きたいと電話をするがもう通じない、兎に角着替えて本社に向かう。本社に集まった社員の情報を総合すると黒姫、飯綱工場は無事、津南工場も若干の被害である事はわかったが、栄村については通行止めらしいとの情報だけで何も分からない。母親の「おーひどかっとー」の明るい声が唯一の希望、結局きのこ人は本社に残り2台の車で栄村に向かう。通行止めの度に係りの人と交渉しながら栄村に入る事が出来た2台から1時間後に連絡が入る。全戸停電であること、、当然工場も、余震がひどく全てを確認できないが、中の培養器は全て倒壊している事がわかった。電源復旧した場合のショートや漏電を防止するため、元ブレーカーを落とし戻ってもらうようお願いし、両親も一緒に連れ帰ってもらう。
  2台の車が本社に戻って来た頃には空はいつも通り明るくなりかけていた。東北の被災地の事ばかり考えていたのに、今は自分もその中にいるという実感がない。救いは、集まるスタッフがみんないつもより生き生き輝いて見えたことだ。両親の無事を確認し自宅で落ち着いてもらう事にし、再度栄村の工場に向う。途中通行止めの指示が至る所にあって、その都度事情を説明しどうにか工場に入る。LEDライトに照らされる工場内は目を覆うばかりの惨状で足が竦み、思考が停止しそうだ。さてどうするキノコ人。
その時何故かキノコ人の脳裏にキノコ人が保育園児の頃長男がガーデントラクターごと近くの踏切で急行列車と衝突したときのことが頭をよぎった。息を切らせて知らせてくれた近所のおばさん、動転して慌てるお袋を見ながら親父は近くの箱に腰を下ろしておもむろに煙草に火を付けた。そしてお袋に毛布と段ボールを用意させて現場に向かった。後で聞くところによると段ボールは、ばらばらになった遺体を集めるために、毛布は跳ね飛ばされて怪我で済んでいたなら包んでやらなければと思ったそうだ。幸い長男は全治3カ月の重傷ですみ、今もキノコ人と元気にキノコを作っているが、その瞬間頭の中で何かがキノコ人よ慌てるな 落ち着け、落ち着け と言っているような気がした。

そういえば今日は土曜日、明日は日曜日、やっとの思いで駆けつけてくれた皆に取り敢えず今日と明日はゆっくり休むことを提案し帰宅しました。
キノコ人はといえば、久し振りに来てくれた栄村の両親とスーパーに買い出しに出たり、母親の地震直後に自分がいかに冷静だったかという自慢話に付き合ったり、久し振りの親孝行したりしてボンヤリと2日間を使い切ってしまった。そして月曜日、凄まじいエネルギーの中で戦いが始まった。

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