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キノコ人東京に移動か?

栄村の地震からもうすぐ2年が過ぎようとしています。本当に沢山の皆さんに応援をいただき栄村の白鳥工場も順調に生産をのばし1日3500kgものブナシメジを全国のレストランチェーンで食べてもらっています。1食に20gとしても毎日17万人以上の人の口に被災地栄村のブナシメジが運ばれていると思うだけでなぜかウルウルしてくるキノコ人です。震災以降一番変わったことは妙に涙もろくなったことで、テレビで、頑張っている人が紹介される番組や、人と人の絆なんて話になるとドット泣いてしまう。これがテレビのクイズ番組で単なる肉体的老化現象だと教えられ内心複雑なことになっています。

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(白鳥工場 屋根雪下ろしの様子)

 栄村の工場も、津南町の工場も今年は雪が少ないといっても1m以上の雪の中です。この雪の中で毎日キノコが育ち、都会人に食べてもらいお金をいただく、そのお金でピカピカの四駆の軽自動車を買い、毎日颯爽と出社する頼もしい元気なオバチャマたちの集団。ここには高齢化率65%の限界集落の影はみじんもありません。5年ほど前になるが津南工場が5m近い豪雪におおわれ、自衛隊が出動するという事態になり、キノコ人も4時間かけてやっとの思いで駆けつけると、猛吹雪の中大型トラックが出荷口につけられ、なかでは元気な笑い声と掛け声が飛び交って、「家の雪かきは大丈夫か?」と聞けば「そんなの父ちゃんと爺ちゃんの仕事」とか「雪かきするなら実家に帰りますと、いつも言ってあるから大丈夫。」と笑い飛ばす。それよりも今日頂いたオーダーに間に合わせて包装することに真剣なのだ。都会人と自分たちが作る商品でつながっていることを実感し、自分たちの役割に自信と確信が持てたとき、地方人は底知れないエネルギーを発揮するのです。キノコを作っていて良かったと思う瞬間です。帰りの車は吹き付けるフロントガラスの雪と、涙で曇るメガネで大変でした。
 今、栄村では震災からの復興についていろんな分野からの検討が進められています。でもそれは震災からの復興というよりは、高齢化、過疎化という構造的な問題をどうするのか、産業をどう作り出すのかという話で、震災前からある問題とほとんどだぶっています。つまり、キノコで作ったような都会人との関係をもっともっといろんな農産物やサービスとして作り出すことができるのか?そのために何が必要なのかということになります。
 震災以降栄村にはたくさんの都会人が支援に駆けつけてくれました、そしてたくさんの交流も生まれました。自然が素晴らしい、お米がおいしい、山菜がおいしい、空気がおいしい、住民が親切で優しい、みんながみんなそう言ってくれます。でも、それが何カラットの感動なのか?何円の付加価値なのか田舎人には、そして東京に住んだ経験のないキノコ人にも皆目見当がつかないのです。都会人のために田舎人は何ができるのか?都会人が田舎に求めているのはなにか?その本気度は如何程なのか?それを知ることが求められているのかも。都会から来てもらうだけでなく、逆に田舎を知り尽くした田舎人が都会生活を経験することの必要性を感じ、キノコ人ただ今本気で東京移住を考えはじめています。

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